― 糖尿病と、しっかり向き合いたいあなたへ ―

受診のタイミングがわからない方へ

糖尿病は、初期には自覚症状がほとんどありません。
そのため、「知らないうちに進行していた」という方が非常に多い病気です。

以下のような場合は、ぜひ一度ご相談ください。

  • 健康診断で「血糖値が高め」と言われた
  • 「HbA1cが6.0以上」と指摘された
  • 最近体重が減ってきた/喉が渇きやすい/尿が多い
  • 家族に糖尿病の人がいる
  • 薬は飲んでいるけれど、きちんとコントロールできているか不安
  • 「入院が必要」と言われたが、通院でどうにかならないか相談したい

気になることがあれば、「まだ大丈夫かな」と迷わずに、早めの受診をおすすめします。相談も受け付けています。

「入院が必要」と言われたら…

当院には糖尿病専門医が在籍しており、
「通院治療で乗り切れないか」を慎重に見極めます。

中には、血糖値が急激に高くなったケースや、合併症の兆候があるケースでは、入院が適切な場合もあります。
しかし、すべての方が入院しなければいけないわけではありません。

  • 「仕事が忙しくて入院は難しい」
  • 「入院前に、もう一度専門医に相談したい」

そんな方も、ぜひ当院へご相談ください。
専門医が状態を評価し、可能な限り通院での管理ができるよう全力でサポートいたします。

専門医と密に連携できる環境

糖尿病は、継続的かつ専門的な管理が必要な病気です。
当院には、糖尿病・内分泌を専門とする医師が在籍しており、初期診断から薬の調整、生活習慣の見直しまで、一貫して対応いたします。

また、病態が複雑な場合でも、大学病院や地域基幹病院の専門医と密に連携を取る体制を整えており、必要に応じて迅速に紹介することが可能です。

  • 「通院先をひとつにまとめたい」
  • 「ちゃんと専門医に見てもらいたい」

そう考えている方に、安心して通っていただける体制を整えています。

治療選択肢が増えている今こそ
「専門的な判断」が重要です

糖尿病の治療薬は年々進歩しており、近年も次々と新しい機序の薬が増えています。しかし、「効果が強いから」「新しいから」といって、すべての患者さんに合うとは限りません。

  • 体質や腎機能に合った薬を選ぶ
  • 生活スタイルに応じた服薬タイミングを考慮する
  • 副作用のリスクも把握しておく

こうしたオーダーメイドの治療設計が求められる今こそ、専門医の判断が大切になります。
その時だけの対応ではなく、「長く、穏やかに付き合っていく」ことが糖尿病治療の基本です。

合併症の早期発見にも力を入れています

糖尿病は、血糖値だけの問題ではありません。
放置すれば、腎臓(腎症)・目(網膜症)・神経(神経障害)など、全身に合併症が起こりやすくなります。
当院では以下のような検査機器を備えており、合併症のチェックを日常的に行っています。

  • 腹部エコー(腎臓・肝臓・膵臓の評価)
  • 頸動脈エコー(動脈硬化の評価)
  • 心臓エコー(弁膜症・心不全の評価)
  • 血液検査・尿検査
  • 心電図・レントゲン検査

「血糖の管理」+「合併症の予防と早期対応」
両輪でのケアが、糖尿病治療の基本と私たちは考えています。

健康診断でこう言われたら、放置せずご相談ください

  • 「血糖値が110mg/dL以上あります」
  • 「HbA1cが6.0%を超えています」
  • 「尿に糖が出ていました」
  • 「血糖に関して、再検査が必要です」

健診で出てくるこれらの指摘は、
「まだ大丈夫」と思われがちですが、
早期糖尿病や予備群のサインかもしれません。

  • 「まだ薬を飲むほどじゃない」
  • 「自分には関係ないと思っていた」

そう感じていた方こそ、専門的な視点でチェックを受けてみませんか?
適切なタイミングで適切な治療を始めることで、将来の合併症リスクを大きく減らせます。

まずは気軽にご相談ください

糖尿病は、継続的に向き合うことが一番の治療です。
「薬を出して終わり」ではなく、食事や運動のアドバイス、生活リズムの整え方までサポートします。

  • 専門医がいるからこそできる診療。
  • そして、長く安心して通える環境。

あなたの「かかりつけ医」として、当院はお力になれると考えています。